「ちなみにChatGPT、携帯に入れてる?」
先日、同級生にそう聞いた。説明するより、その方が早いと思ったからだ。
返ってきたのは、こんな言葉だった。
「いや、面白そうとは思ってる。けど、まだ入れてないんだよね」
その気持ちはよく分かる。
自分も50代。元建築作業員で、今はフードデリバリー配達員。ITに詳しかったわけではない。
それでも1年以上、毎日のようにAIに話しかけてきた。必要だったのは、知識でも勉強でもなく、缶ビール1本とスマホだけだった。
ChatGPTを始める前に、難しい勉強はいらない。まずは一言、話しかけてみる。それで十分だ。
この記事で分かること
- 勉強してから始めなくていい理由
- 自分が実際どんな話しかけ方をしてきたか
- 文字入力が面倒なときの音声入力の使い方
- 今日からできる3つのステップ
- 慣れてきたときの伝え方のコツ
結論|「勉強してから」じゃなく、まず話しかけるだけでいい
AIを始めようとすると、つい身構えてしまう。
- プロンプトを勉強する
- 専門用語を覚える
- 便利な機能を調べる
- 正しい質問文を考える
こういう準備を全部済ませてから始めようとすると、始める前に疲れてしまう。
自転車も、仕組みを全部勉強してから乗るわけではない。最初はふらつきながら、乗っているうちに感覚が分かってくる。AIも、それに近い。
使い方を覚えてから始めるのではなく、使いながら少しずつ慣れていけばいい。
同級生と自分の差も、結局はそこだった。自分はとにかく話しかけ続けてきた。差がついたのは「知識」ではなく、最初の一歩を踏み出したかどうかだったと思う。
→ AIが博士に進化?50代がChatGPTを1年使い続けた結果
自分も最初は、晩酌しながら話しかけただけ
AIを使い始めた頃も、仕事に役立つ立派な質問ばかりしていたわけではない。
仕事から帰り、晩酌しながらAIに話しかけていた。
「今日、仕事でこんなことがあった」
「この考えを短く整理して」
「この言葉はどういう意味?」
そんな雑談に近い使い方だ。
AI相手なので、言葉に詰まっても気にならない。人には話しにくい愚痴も、AIになら話せることがあった。話しているうちに、自分の考えが整理されることもあった。
その積み重ねで、少しずつ質問の仕方が分かってきた。最初から「AIを勉強する」と構えなかったことが、結果として良かったのだと思う。
→ 【第1話】50代の現役配達員がAI副業で人生をやり直す挑戦記
文字入力が面倒なら、スマホの音声入力でいい
50代になると、スマホで長い文章を打つのが面倒に感じることがある。
そんなときは、スマホの音声入力が便利だ。
キーボードのマイクボタンを押し、話した内容を文字にして送る。配達の待機中や休憩中に、次のように聞いていた。
- 「今日やることが多くて混乱しています。優先順位を3つに整理してください」
- 「ブログの記事を書きたいのですが、考えがまとまりません。質問しながら整理してください」
- 「この言葉の意味を、50代の初心者にも分かるように説明してください」
言い間違えても、きれいな文章にならなくても問題ない。伝わらなければ、言い直せばいいだけだ。
なお、移動中のスマホ操作は危険だ。音声入力を使う場合も、安全な場所に止まってから操作してほしい。
今日からできるChatGPTの始め方
最初は、次の3段階だけで十分だ。
1.ChatGPTの公式アプリを入れる
ChatGPTには、iPhone版とAndroid版の公式アプリがある。
似た名前のアプリもあるため、提供元が「OpenAI」であることを確認してほしい。
2.「こんにちは」と話しかける
アプリを開いたら、難しい質問を考える必要はない。
まずは、次のように入力してみてほしい。
こんにちは。初めて使います。
これだけでも、ChatGPTから返事が来る。
3.今日気になったことを一つ聞く
次に、今知りたいことを一つ聞く。
- 今日の夕食の献立
- 分からない言葉の意味
- 仕事の段取り
- 旅行の持ち物
- スマホ操作の疑問
仕事や副業に使わなくても構わない。自分の生活に関係する質問から始めると、「AIはこう使えばいいのか」と実感しやすくなる。
慣れてきたら、自分の状況を少し伝える
ChatGPTに慣れてきたら、質問と一緒に自分の状況を少し伝えてみてほしい。
たとえば、ただ「昼ご飯のお店を教えて」と聞くより、次のように伝える。
配達の休憩中です。一人で入りやすく、短い時間で食べられる店の探し方を教えてください。
「誰が」「どんな状況で」「何をしたいのか」が分かると、答えが自分向けになる。
毎回説明するのが面倒になったら、ChatGPTに自己紹介を登録する方法もある。詳しいやり方は、別の記事で説明している。
→ AIの回答精度を上げるコツ!50代が実践する「自己紹介」活用法
本名、住所、勤務先、収入など、公開したくない個人情報まで伝える必要はない。AIに伝える内容は、自分で線引きすることも大切だ。
まとめ|勉強してからではなく、使いながら覚える
ChatGPTを始めるために、専門用語や難しい質問方法を先に覚える必要はない。
まずは公式アプリを開き、「こんにちは」と話しかけてみる。それから、今日気になったことを一つ聞いてみてほしい。
自分も最初は、晩酌しながら今日の出来事を話すところから始まった。使っているうちに、少しずつ質問の仕方が分かり、ブログや調べ物にも使えるようになった。
「勉強してから使う」のではなく、「使いながら覚える」。50代のAI初心者には、そのくらい気楽な始め方が合っていると思う。
もし始めても続かないと感じたら、次の記事も参考にしてほしい。


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