ウーバーイーツはもう稼げない?配達歴6年・累計3万件の現役配達員の結論

川沿いでスマホを見る50代のフードデリバリー配達員。時給2,450円・プロモ約50%を実際の売上で公開 Uber Eats 稼ぎ方・立ち回り
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「Uber Eats、最近、稼げなくなったな?」

そう感じたことはありませんか?

たまにそんな声を耳にします。

デリバリーを始めて6年ほどになり、これまでの配達件数は累計約3万件になりました。そのうちUber Eatsは約2万件です。

こうして長く続けていると、報酬体系、クエスト、単価もずいぶん変化してきました。

とはいえ、Uber Eatsは、まだ稼げます。ただ、昔と同じではなくなりました。

この記事では、「もう稼げない」と言われている理由と、それでも自分が配達を続けているわけを、実際の売上画面も公開しながら書いていきます。

※本記事は2026年9月時点の情報と、自分の直近1か月の稼働記録をもとにしています。報酬やクエストは、地域・時期・配達員によって異なります。

結論|「ウーバーイーツはオワコン」ではない。ただし以前と同じでは厳しい

Uber Eatsは、今でもやり方次第では立派な収入源になります。

しかも好きな時間にオンラインとオフラインを切り替えられて、働いたお金は翌週には入る。とても魅力のある働き方だと思っています。

しかし、以前のように「きた案件を配達するだけで誰でも稼げる」時代ではなくなりました。

Uber Eatsは、報酬を決める要素は公表していますが、細かな計算式までは分かりません。そのため今は、表示された距離と時間を見て、効率のよい案件かどうかを判断する必要があります。自分の稼働では、単価が低いと感じる案件もあり、クエストの達成が売上を大きく左右しています。いわゆる「クエストありき時代」です。

だから自分は、1件ごとの単価だけではなく、いかにクエストを完了するかを重視するようになりました。

ウーバーイーツが「もう稼げない」と感じる2つの理由(低単価とクエスト依存)

【理由1】距離のわりに単価が低い案件がある

距離の割に、表示単価が合わないと感じる案件があります。

たとえば、1kmあたり100円を切る案件も見かけます。5〜6kmで490円前後、といった具合です。

Uber Eatsの配達案内画面。5.3kmで498円の低単価案件
Uber Eatsの配達案内画面。5.9kmで490円の低単価案件

予想配達時間が20分でも、少しのずれで30分になれば、時給に換算すると1000円ほどになってしまいます。距離が延びるほど、渋滞などのリスクも増えるからです。

さらに最近では、10kmで1000円といった超長距離の案件も見かけるようになりました。以前より増えてきた印象です。「こんなの誰が行くんだろう」と思ってしまう単価感です。

Uber Eatsの配達案内。16.5kmで1,178円の超長距離案件(届け先住所は加工済み)
Uber Eatsの配達案内。11.5kmで1,050円の超長距離案件(届け先住所は加工済み)

注文できる範囲が広がることは、利用者にとっては便利です。一方で、麺類のように味が落ちてしまう料理もあります。約1時間後に届く麺類ってどうなんだろう?と思ってしまいます。

こうした超ロング案件では、同じ注文と思われる依頼が何度も表示されることがあります。配達員の間で「熟成」と呼ばれる案件です。

届くまでに時間がかかれば、注文者の満足度も下がります。注文できる距離には、もう少し現実的な制限を設けてほしい。これが配達員としての本音です。

1件の配達には、いくつもの時間がかかります。

  • 受け取り先までの移動時間
  • 料理の待ち時間
  • 届け先までの移動時間
  • 配達後に注文の多いエリアへ戻る時間

これらを総合的に見ると、今表示されている単価では中距離や長距離の配達に魅力を感じません。

なので最近では、中長距離の案件をなるべく避け、短距離の案件を中心に、時間効率よくクエストを達成しています。あくまでこれは比較的都心部で案件が選べることが前提にはなりますが。

【理由2】売上がクエストに左右されやすい

もうひとつ最近特に感じるのは、自分の売上がかなり「クエストありき」になっていることです。

選択制クエストは(前半)月曜日から木曜日までと、(後半)金曜日から日曜日までと1週間に2回あります。

自分が普段選ぶのは60回で、状況によって70回です。1日20件前後を目安にしています。

選択した回数に1件でも届かなければ、その達成報酬は受け取れないので、確実にこなせる件数を選んでいます。自分の場合、1週間でこの2回分を合わせると、件数にすると120~140件、金額はおおよそ1万5,000円から2万円弱になります。

さらに、昼や夜のピーク時間帯に、追加のクエスト(通称ピークエ・謎クエ)が出ることがあります。雨の日に出るクエスト(雨クエ)もあります。

週の売上のうち、クエストなどの「プロモーション」が占める割合は、過去1か月の売上を確認したところ、約45%から55%でした。ざっと平均しても約50%です。

Uber Eatsの週間売上明細。プロモーションが売上総額の約48%(8月31日〜9月7日の週)
Uber Eatsの週間売上明細。プロモーションが売上総額の約54%(9/7〜9/14週)

このことから、最近の売上はクエストの達成しだいで大きく変わることが分かります。ただし、これはあくまで自分の結果です。なぜなら人によってクエストの金額や有無が違うからです。

見方を変えれば、クエストの出し方ひとつで、配達員の報酬が動く仕組みになっている、とも言えます。

ウーバーイーツ1社に依存していると、報酬の決め方が見えにくく、条件が変わっても受け入れるしかない。そこに、不安を感じることはあります。

会社が成長すると、配達員は安泰なのか

Uber Eats Japanの2026年3月の発表によれば、国内のフードデリバリー事業が2023年から2025年まで3年連続で黒字となり、2026年1月には過去最高の売上でした。加盟店は約12万店、配達パートナーは約10万人とされています。

これだけを見ると、Uber Eatsは成長しているように見えます。

ただし、会社の売上が伸びることと、配達員の報酬やクエスト条件が良くなることは別です。この発表だけで「配達員も安泰だ」とは言い切れません。

会社が成長しているのであれば、その成長が報酬の維持や底上げという形で、配達員にも還元されてほしい。これが一配達員としての本音です。

Wolt撤退とmenu終了予定から見える一社依存の怖さ

2026年3月にはWoltが日本でのサービスを終了しました。またKDDIは同年8月、menuのサービスを9月30日に終了する予定だと発表しています。

この先フードデリバリーの需要が、すぐになくなるとは思いません。しかし、使えるサービスが減ることは、配達員にとっても選択肢が減ることでもあります。

この1年くらいはUber Eatsメインで、menuではほぼ稼働していませんでした。そのためmenu終了による直接の影響は大きくありません。

それでも今年に入り、Woltが撤退し、menuもサービス終了を発表しました。

「今あるサービスが、この先も残るとは限らない」ということを実感しています。

一つの会社、一つのアプリだけに依存することに、少し怖さを感じました。

ウーバーイーツで「稼げない」と感じた時に確認すべき3つの数字(時給・件数・クエスト率)

「稼げないかどうか」は「たまたま悪い時」だけでは判断できません。

なぜなら、注文量には波があります。同じ曜日・同じ時間帯でも、先週と同じように注文があるとは限りません。月あたまや月末、給料日のあとといった様々な要素にも左右されます。

だから、1日の売り上げが悪かったからといって「稼げる」「稼げない」は判断できません。少なくとも1週間、できれば数週間単位で見ます。そのうえで自分が確認するのは、次の3つです。

売上÷オンライン時間

まず自分が最初に見るのは、オンライン1時間あたりの売上です。いわゆる時給ですね。

たとえば、売上画像を掲載した直近2週間で計算すると、売上合計205,949円を、オンライン時間の約84時間で割って、1時間あたり約2,450円でした。低単価の案件がある一方で、短距離を中心にクエストを積み上げれば、平均ではこのくらいになる、というのが今の自分の実績です。

売上が同じでも、稼働時間が増えていれば効率は落ちています。オンラインして待っていた時間も含めて確認します。

なお、「副業として始めるとどのくらい稼げるのか」「始める前に何を準備すればいいのか」の目安は、別記事にまとめています。これから始める人はこちらもどうぞ。

→ フードデリバリー副業は50代でも稼げる?配達2万件の経験者が時給のリアルを公開

1時間あたりの配達件数

クエストを狙うなら、金額だけでなく配達件数も重要です。

直近の2週間で言えば、配達件数の合計は270件でした。オンライン約84時間で割ると、1時間あたり約3.2件です。短距離案件を中心に、狭いエリアで回ったことが件数アップにつながっています。

中長距離案件を多く受けていては、この数字には届きません。

実際、以前は1日20件ほどだったのが、1エリア・短距離案件に集中するようになってからは、ほぼ同じ稼働時間で25件ほど、多い日には30件近くまで増えました。

詳しい走り方は、以前書いた「1エリア集中作戦」の記事で紹介しています。

→ 1エリア集中作戦の記事はこちら

1件あたりの料金と、クエストの割合

一見、高く見える案件でも、移動距離とイレギュラーな所要時間を考えると割に合わないことがあります。

自分は、クエストの締め切りが迫っていても、中長距離の案件を無理に取ることはしません。時間がかかり、結果として件数を積めなくなるからです。目先の表示単価よりも、「この1件を終えるまで何分かかるか」「配達後に注文の多いエリアへ戻れるか」を重視します。

そのうえで見るのが、1件あたりの料金と、そのうちクエストが占める割合です。直近2週間の全体では、1件あたりの平均は約760円でした。一方、プロモーションを除いた正味の料金は、1件あたり400円弱でした。たまに計算するのですが、いつもこの水準で推移していると感じています。

クエスト込みでは悪くない全体の売上も、正味の料金を見ると印象が変わります。もしクエストが減ったらどうなるかを知るためにも、正味の料金とプロモーションは分けて記録しておくことが大切です。

自分が配達を辞めずに別の収入源を作っている理由

ここまで読むと、「Uber Eats専業では危険。そろそろ辞めたほうがいい」と思うかもしれません。

しかし、自分はそう考えていません。

Uber Eatsは、今の生活を支える大切な収入源ですし、十分稼げます。拘束されることもなく自分のスタイルで収入になる強みもあります。現在の条件に合わせて、クエストと1エリア集中作戦を組み合わせれば、まだ悪くない働き方だと思っています。

とはいえ、病気や事故で稼働できなければ収入が止まりますし、50代の自分が、5年後10年後も同じ件数を続けられるとは限りません。

だから配達で現在の収入を確保しながら、徐々にブログという別の収入源に挑戦しています。

ブログがすぐに収入になるとは思っていません。それでも、毎月少額でも配達以外の収入が生まれれば、一社への依存を少しずつ減らせると考えています。

配達に完全依存するのではなく、今の収入を守りながら、次の柱を作る。

50代の自分が選択しているひとつの手段です。

まとめ|「もう稼げない」と決める前に、走り方と依存度を見直す

Uber Eatsが「もう稼げない」かというと、自分はそうは思いません。ただ、昔と同じ走り方のままでは厳しくなったのも事実です。

自分の現在のやり方は、週2回の選択制クエストを軸に、短距離案件を中心として1エリアで件数を積み上げる方法です。確認した過去1か月では、各種クエストを含むプロモーションが売上の約半分を占めていました。

この数字は、クエストを活用する大切さと同時に、クエストへ依存する怖さも示しています。

まずは自分の売上を、次の3つに分けて確認しています。

  • オンライン1時間あたりの売上
  • 1時間あたりの配達件数
  • 1件あたりの料金と、クエストの割合

「稼げない」と感じたときこそ、いったん自分の数字を冷静に分析する。それを稼働に活かす。そのうえで、余裕があれば次の柱を少しずつ育てておく。

それが、今の自分のやり方です。同じように悩んでいる方の参考になればうれしいです。


参考資料


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