水曜日の朝、ブログを書こうとしていました。 けれど、どうしても手が進まない。
頭にあるのは、たった一つのことでした。
「あー、今日は、注文が多い日かもしれないな」
休んでいるのに、休めない
配達員をしていると、「今日は休もう」と思っていても、気持ちが落ち着かない日があります。
フリーランスにとって、休む=売り上げゼロ。 これは、思っている以上に重くのしかかります。
実際、最近、日々の売り上げを細かく記録しています。 データを見れば、火曜・水曜は売り上げが伸びにくい。つまり、「休んでいい日」だとはっきり示していました。
なので、いざ休もうとすると
- 「今日だけは例外かもしれない」
- 「稼ぎ時を逃したらどうしよう」
そんな不安にかられ、結局その日も支度をして、バイクにまたがりました。
結果は、時給換算で1,000円ほど。やはり、データ通りでした。
感情は、数字ほど素直じゃない
データの上では「今日は休んでいい曜日」と分かっている。 でも、感情はそんなに単純ではありませんでした。
有給休暇があるわけでもなく、休んだぶんはそのまま収入へ反映される。 だから、お昼が近づくにつれて、じわじわ落ち着かなくなりました。
- 「今からでも出たほうがいいんじゃないか」
- 「実は当たり日かもしれない」
- 「ほかの配達員は稼いでいるかも」
そんな妄想がチラホラ頭によぎり、休みのはずなのに、心が全然休まらない。
迷うくらいなら、一度だけ外に出る
そこで自分はこう考えるようにしました。
「迷うくらいなら、少しだけ配達してみよう。鳴らなければ、今日は休んでいいと納得できる」
実際に出てみると、案の定、暇でした。 低単価の案件がぽつぽつある程度。
結果だけ見れば、「最初から休めばよかった」で終わる話です。 でも、帰宅したとき、すっと心が軽くなっていました。
「なーんだ、やっぱりデータ通りじゃないか」
自分で確かめたことで、やっと気持ちが切り替わったんです。
「納得」が、本当の休息をくれる
たぶん自分は、その日の売り上げが欲しかったわけではありません。
本当に欲しかったのは、自分で確かめて、納得することだったのだと思います。
あのまま家にいたら、きっとずっと同じことを考えていたはずです。
「今ごろ鳴っていたらどうしよう」 「やっぱり出ればよかったかもしれない」
そんな考えを引きずったままでは、休み自体に集中できません。 でも「今日は暇だ」と自分の目で確認したことで、ようやく仕事を忘れられました。
配達員なら、きっと心当たりがある
配達員の方なら、こんな経験はないでしょうか。
- 「今日は暇な日だ」と分かっているのに、結局出てしまう
- 雨の日に休んでいると、「今ごろ鳴ってるんじゃないか」と落ち着かない
- 出てみた結果、疲れだけが残って後悔する
これは、怠けているからではないと思います。 むしろ逆で、真剣に仕事と向き合っているからこそ起きること。
そういう意味では、これも一種の職業病なのかもしれません。
自分のルール:「まず30分だけ様子を見る」
迷ったときのために、最近はルールを一つ決めています。
「迷ったら30分だけ出てみる。暇なら帰る。鳴るようなら続ける」
「完全に休む」か「フルで働く」か、最初から二択で考えない。 このルールを作ってから、モヤモヤ感はかなり減りました。
数字だけでは埋められない不安を、自分の体感で埋める。 自分には、そのやり方が合っていたんだと思います。
ゼロか100で決めなくていい
「休みたいのに休めない」
この感覚は、フリーランスという働き方をしていれば、誰もが一度は経験するのではないでしょうか。
- 売り上げがゼロになる不安。
- 今日だけ忙しいかもしれないという期待。
- 身体は休みたいのに、気持ちが追いつかないもどかしさ。
どれも正直な自分の気持ちです。
だからこそ、その複雑な気持ちを無理に割り切ろうとしなくていいと思います。
自分なりに納得して休める形を、一つ持っておく。
それだけで、休日の質はずいぶん変わります。
まずは30分だけ様子を見る。 暇だとわかったら、その日は心置きなく休む。
そのくらいの余白があったほうが、心も身体も、ラクになれるかもしれません。

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