アメリカ第一主義は“日本自立”の始まりか?トランプ再来で変わる世界秩序

2025年1月、ドナルド・トランプ氏が再びアメリカ大統領に返り咲きました。
追加関税、同盟国への負担増要求、パリ協定からの離脱…。
どの政策も「アメリカの利益最優先」と思えるものばかりです。

一見すれば、日本にとっては大きな**「ピンチ」**と思えます。
でも、私はこう考えます。
むしろこれは、戦後ずっとアメリカに依存してきた日本が、**自立へ踏み出す最大の「チャンス」**なのでは?と

本記事では、その背景を整理しながら「総論編」として、日本の未来を左右する視点を共有していきます。


戦後の制約に縛られてきた日本

敗戦の代償として、GHQによってさまざまな制約をうけました。

  • 財閥解体と持株会社の禁止
     → 国際競争力を持つ巨大な産業資本が育つ芽を摘まれてしまった。
  • 農地改革による零細化
     → 効率的な大規模農業が進まず、食料自給率の低さという問題を残した。
  • 15年間の航空機製造禁止
     → 技術者の情熱と未来を「凍結」させ、日本の空の技術を大きく遅らせた。
  • 酒税依存による酒造統制
     → 自由な文化発展を妨げ、クラフトビールや自家醸造文化の広がりを阻んだ。

これらは単なる規制ではなく、日本の可能性を長く縛ってきた“戦後の呪縛”だったのです。


トランプ再登場が突きつける現実

トランプ政権の復活で、アメリカは「世界の警察」から一歩引き、同盟国に負担を迫りました。

  • 「自国をまず守る」エネルギー政策
  •  産業を刺激する規制緩和
  •  追加関税による通商交渉

どれもアメリカの国益を最優先に据えた政策です。
しかし、見方を変えれば――日本にとっては自立へのチャンスでもあります。

その理由は、いま私たちが直面している現実にあります。


日本に迫られる選択肢

  • 安全保障:米国頼みの保証が弱まれば、防衛力強化や多国間協力を進めざるを得ない。
  • 経済・通商:追加関税に怯えるのではなく、日本独自の国際戦略を構築する覚悟が必要。
  • 産業・技術:アメリカ発の規制緩和を追い風に、日本も新しい市場に挑むチャンスを得られる。

ピンチに見える状況も、実は**「背中を押されている」だけ**なのかもしれません。


技術と産業に広がる新しい扉

過去を取り戻すことにこだわるよりも、**「これからの規制緩和をどう活かしていくか」**が大切と思います。
未来はまだ白紙だからこそ、そこに最大の可能性があります。

  • 航空分野:小型機市場やドローン規制の緩和を、どう成長の糧にできるか
  • 酒造文化:クラフトビールや自家醸造の解禁の流れを、どう新しい市場に結びつけるか
  • 投資・技術革新:AIや暗号資産の規制緩和を、どう次のビジネスチャンスへつなげるか

まとめ

トランプ再登場で世界は揺れています。
『アメリカ第一主義』は日本にとってピンチか?それともチャンスか?

その答えは、トランプでも他国でもなく、日本国自身の決断にかかっています。

今こそ戦後の呪縛を打ち破り、自立への一歩を踏み出す時です。

その未来を決めるのは、私たち日本人自身

この歴史的な転換期を、二度とない飛躍のチャンスに変えましょう。」


次回は「酒税制度と規制編」です。
米国依存から自立へ──その課題とチャンスを一緒に考えていきましょう。


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